塾講師のバイト経験談･評判

最初は高校受験用文系科目で入ったのに、だんだんと中学受験も担当するようになって、速読講師もするようになった。速読受講者には社会人もいたので学生に任せたくなかったのかもしれないが、おばさん認定されてるようで悲しかった。

塾講師のバイトは何といっても時給が良い事、平日の夜に短時間でできる事がメリットでした。私のバイト先では、中学生時給1500円、高校生時給1800円でした。中学生には2人相手に数学を、高校生には1人相手に英語を教えていました。中学生2人はまだ1年生で、小学生に毛の生えたような少年で、私の事を慕ってくれて可愛かったです。私も中学に入って、分数の計算と（）の前の－がどうかかるかでつまずいたので、彼らの気持ちがよくわかり、一生懸命に教えました。分かった！と言ってくれた時はとても嬉しかったです。高校生の女の子は、割と良い進学校に合格しているのに、英語は中学レベルで苦手で、まずは単語をしっかりその場で暗記させ、毎回単語テストを行い、文法も中学レベルからしっかり復習しました。急に成績が上がる事はなかったですが、少しずつ分かってくれている感触はあり、あちらも年の近いお姉さん感覚で慕ってくれ、やりがいを感じました。もちろん、その子達が今やっている範囲を多少なりとも予習をして、教材のプリントアウトなども行っていたので、バイト前に２０～３０分の時間外労働はありましたが、自分も昔の公式などを懐かしむ事ができ苦ではありませんでした。バイトなので、親の面談などはやる必要がなく、成績の事はさほどうるさく言われる塾ではなかったので、気楽にでき、その子たちが理解できることを最優先にやっていました。自分の大学が忙しくなり、平日夜に時間を取ることが難しくなったので、1年ほどで辞めてしまいましたが、今でももう一度やりたいな、と思えるバイトです。

塾講師と言っても個別指導で、担当の生徒の受験合格や成績アップのために、横につきながら質問対応したり、覚えやすい工夫をしてあげたり、という形式でした。担当が固定なので良くも悪くも責任があり、やりがいもあります。一方で、熱心な人ほど、時間外の質問対応やプリント作成など、時間外労働が増えている印象でした。

将来的に教育系の仕事につきたいと思ったことがきっかけで、中学生に理科の集団指導を行っていました。おおよそカリキュラムどおりにテキストを進めていくのですが、短い時間で要点を絞るのが大変でした。少ない時間の中でも、子どもに興味をもってもらうために、自作の実験キットを作って実験をしたりもしました。先生のおかげで理科が好きになったと言われたり、点数がアップしたと喜ぶ子どもの様子を見ることにやりがいを感じていました。

自分が中学生の時にお世話になっていた塾で大学3年間アルバイトをしました。まず研修の時点で向いてない人は何人か早々にあきらめてやめていきました。採用された後も、授業の準備に工夫を凝らしたり、時間外でも生徒の質問に答えたりと、自主的に動けない人は授業をなかなか任せてもらえず、また自由にシフトを入れられるわけでもないので厳しかったと思います。幸い私は1年目から、同時期に採用された周りのアルバイトより優先して授業のコマを入れてもらえたため、少しはましでしたが、時間外の労働も合わせて自給換算すると、1000円届くかどうかなので2年目はお惣菜店とバイトの掛け持ちをしていました。つらいのは季節講習で朝から夜まで缶詰なことと、自分の大学のテスト期間にはテスト勉強やレポートをやらなければならないのにシフトは通常通り入っているので、徹夜もたびたびでした。ただ、やればやるだけ生徒や周りの先生からの信頼も上がるのでやりがいはとてもあり、楽しかったです。